ヴィルヘルム・ハンマースホイ(1864 – 1916)
ヴィルヘルム・ハンマースホイ「自画像」 1913年
ヴィルヘルム・ハンマースホイ(ハマスホイ)は、19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍したデンマークを代表する画家です。
薄暗く陰鬱で、時間の止まったような静寂を湛えた画風は当初国内のアカデミーから批判を受けるも、国外を中心に次第に受け入れられるようになります。
しかし、没後は急速に忘れ去られ、再評価の機運が高まったのは20世紀末、オルセー美術館やハンブルク美術館などで回顧展が開かれるようになってからのことでした。