Vilhelm Hammershøi
ヴィルヘルム・ハンマースホイの世界
ハンマースホイ

アルフレズ・ブラムスンの肖像

アルフレズ・ブラムスンの肖像

アルフレズ・ブラムスンは、1851年にコペンハーゲンで生まれ、1932年に亡くなるデンマークの歯科医。

ブラムスンは歯科医で医学書の著者として有名なだけでなく19世紀末のコペンハーゲン有産階級の代表的な美術収集家でもあり、ハンマースホイの初期の作品(「縫物をする少女」)を購入し、その後ハンマースホイの熱心な後援者となる。

ブラムスンはハンマースホイにとって単なる絵画の購入者にとどまらず、デンマーク国内の展覧会の企画や国外への作品の貸し出し、画家に関するエッセイや伝記執筆、作品のカタログ作成などハンマースホイの名声に大きく貢献した。

この肖像画はブラムスンの注文によって描かれ、その他、妻や娘の肖像画もハンマースホイは制作している。手には葉巻を持ち、正装で凛とした姿で社会的地位を感じさせる。

肖像画についてハンマースホイは、交流がない人物を描くのは好きではなく、「肖像画を描くにはモデルのことをよく知る必要がある」と語り、ブラムスンや彼の家族の肖像画も親しい交流があったからこそ実現した。

制作年 : 1893年 / 技法 : 油彩、カンヴァス / サイズ : 77×63cm / 所蔵 : シュレスヴィヒ、ゴットルフ城シュレスヴィヒ=ホルシュタイン州美術館

 

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